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豆鉢の自習室 その3

焼き物の図書から学ぶ

素焼きの部

1.楽焼用の粘土について
楽焼に使う粘土は少し粘りがある土であれば、田畑の土でも、壁土でも良く、これらの土に焼粉(シャモット)を練りこんで楽焼用粘土とする。自製するには手元にある素焼き鉢を金づちで砕いて、細かい粉にすれば十分で、この焼粉を採取した粘土に3割くらい入れて、よく練ってから使う。

2.素焼きについて
本焼きとか楽焼を焼くために、薬掛けをしたり下絵付けをしたりする。これらの作業をするにあたって、成形しただけの生素地では、非常に弱く、破損しやすいので、800℃か900℃くらいの温度で焼成し、強度を出してやれば、施釉などの作業が手軽に、しかも楽にできる。そうした目的のために素焼きは行われる。

3.素焼きの時間配分について
窯の種類や大小、燃料によって時間的なことは異なるが、順序としては焙り(アブリ)焚き、本焚き、さましの順となる。七輪のような小さな窯なら2時間くらいで素焼きの焼成は終わらせることができる。

4.楽焼と本焼きの違いについて
成形した作品を、よく自然乾燥させて、7、800℃くらいに焼くことを素焼きするという。
楽焼は低温度の焼き物で、本焼きは高温度の焼き物であるが、ともに素焼きをする。
この7、800℃という温度を目安にして、楽焼の場合は高めの温度で焼成し、本焼きの場合は低めの温度で焼成する。楽焼は、釉焼きする必要温度も比較的に低い温度なので、生素地をよく焼締めておいたほうが強くなる。本焼きの場合は、施釉後の本焼成が非常に高温のため、素焼き温度が低めであっても焼成後の作品はより焼きしまる結果となるし、素焼き温度が低目のほうが、施釉の生地に対する吸着が比較的によいわけである。

成形した作品に直接に釉掛けをして、素焼きをせずに一度だけで焼き上げる方法もある。これを生掛けという。

5.燃焼中の温度について
窯の中を見ると、窯内が薄暗い赤色では、作品自体にすすがついていたり、窯内も暗いので、作品の形が判然としないが、温度の上昇とともに窯内全体が明るくなるにつれて、作品の形状が一つ一つ分かるようになる。この状態になれば、素焼きの必要温度7、800℃ほどなので素焼きを終わらせればよい。

(十分に焼きあがったことを確認して)火を止めたら、焚口を閉めて空気の侵入をふせぎ、自然に窯内の温度が下がるようにする。
窯内が薄暗いうちに火止めをすると、作品にすすが付着していて、楽焼の釉焼きの際に良い結果が得られないことになる。
また、窯内全体が明るくなっても火を止めずに、さらに長い時間焚き込んでいけば、作品はさらによく焼き締まって、いわゆる焼き締め物となる。

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