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豆鉢の自習室 その5

今回は釉掛けの反省会です。
釉焼きの場合は、素焼きの時よりも「あぶり」の時間は少なくてもいいみたいです。
でも、生まれて初めての釉焼きなので、どういう方法で、どれほどのあぶり時間がいいのか、まったくの未知数でした。そして焼いてみた後でも「未知数」です。
素焼きの場合には、十二分に乾かした(と思っている)粘土の中にも、まだまだ水分が残っているようで、これが急激な高温の上昇により、体積の膨張をきたすわけです。いわゆる水蒸気爆発です。燃焼に伴う温度上昇をゆっくりとしたものとしながら、粘土中の水分を外に出してやらないといけません。割れを防ぐためには、ゆるやかな温度上昇が大原則ということで、火力の弱い状態においてから、次第に火力の強さを上げていくというのが一つの手段、もう一つは遠近の差という方法です。火力は同じ強さであっても距離の長さに反比例します。火元と置かれた鉢との距離が長ければ、火力は弱くなり、逆に火元と鉢との距離が短ければ、火力は強くなります。この火元と鉢との両者の間に緩衝物を置いた場合には緩衝物の材質や形質などにより程度こそ異なりますが、火力は弱まる方向に緩衝されます。
さて、今回の課題は「釉掛けの鉱物が溶ける温度をいかに作り出すかその理想的な構造は」、この一点を考えてみました。
どのようにすれば、釉薬が溶ける温度にまで上昇させ、その焼成温度を保つことができるか、
七輪は魚を焼いたり、肉を焼いたりと料理用の一つの調理道具に過ぎないと思います。七輪は七輪であり、鉢を焼成するための道具でもありません。七輪の構造を見ると、炭をすのこの上で燃焼させ、その上部に網を置くという考えに基づいています。つまり、網の上で料理具を焼き上げるため、という構造です。魚を鉢に置き換えて燃焼効率を考えると、鉢を焼き上げるには温度が足りません。不足分の温度を得るには一つの方法がありますが、この方法、炎をあげて燃え盛る炭火の中に投入する方法です。より高温を出して燃える状態では黄色から白色に近い色合いで燃えるそうです。赤色で燃える状態ではまだまだ温度は不足だと言えるそうです。黄色い炎をあげながら燃え盛る炭火の中への投入、しかし、この方法では炭のカスや灰が釉薬と混じってしまって、焼きあがった際に観賞価値に問題が出るのは当然です。磁器焼きでは一般にサヤを使っているようですが、七輪での使い勝ってはどんなものでしょう。さやを使わないで直接に火の中に入れた鉢、溶けつつある釉薬の状態は、まるで柔らかくなった飴のようでした。この状態で火箸を使うと溶けた釉薬があたりかまわず付着します。その焼きあがった姿は先にご覧いただいたとおりです。そして灰の中に投入することなく、網の上で焼き上げる方法(2回目)についてもご覧いただきましたが、加熱が十分ではありませんでした。網の上に何も工夫をしていない場合には、熱が放散されていくので、まったく焼き上げることはできませんでした。そこでアルミ箔で全体を覆ってやって、空気穴から通風してやると中央付近に置いてある鉢だけは、どうにか釉薬が溶けることを確認することができました。でもアルミ箔の覆いを外すとたちまちのうちに熱が放散してしまい、溶け始めた釉薬も固くなります。今回は、うちわで風を送りましたが、ドライヤーの温風で通風してやれば、さらに燃焼温度をあげられたかも知れません。しかし、使っている釉薬のタイプは8、900℃で焼ける七輪焼き用の有鉛タイプなので、食器用具などには使わないほうがいいでしょう。
この七輪を一応、小鉢も焼けるように使うということは、ここに改良とか工夫を施す必要が必然的に存在するんだと思われます。七輪を鉢の焼成窯に改良する、その方法は色々とあると思われますが、これだ!というアイデアが今のところ、思い浮かんできませんでした。

ある日のこと、一つのアイデアが浮かびました。あくまでもアイデアなので、この方法を具体的に試作して、使ってみて、焼き具合などを確認してみないといけませんが、七輪の燃焼窯の上部にもう一つの燃焼補助窯を作るというものです。
園芸用の素焼き鉢を用意します。大きさは七輪の外形寸法以内のもので8号鉢を使って試してみようと思います。鉢の底の部分を切断し、本体の部分は七輪に天地を逆にして被せます。切り離した底の部分は天地をそのままにして本体の上に載せます。つまり煙突の役割としての狙いです。蓋の役割の他に、焼こうとする鉢の投入や取り出しにも使えます。素焼き鉢本体の外側、つまり素焼き鉢の周囲はアルミ箔あるいは耐火粘土で補強をするというのも試してみたいと思います。本体の一部をくりぬいて、燃焼中の内部がよく見えやすいようにするというのも試してみる価値があると考えられます。
ここで、一番肝心な鉢を置く場所をどうするのかですが、燃焼補助窯の空間に吊り下げるという方法が一つ考えられます。他には吊り下げ網の上に載せて焼き上げる方法とか、薄い鉄板を吊り下げて焼く方法も考えられると思います。

そんな中、ブログでお世話になっている千令さんから、釉溶けに関するコメントをもらいました。
>七輪の上にステンレス製の網を置き、その上に焼き物を配置、その上から駄温鉢を逆さに被せてやれば釉は溶ける・・

なるほど釉掛けを溶かすだけなら、駄温鉢の切断を待たなくてもできるわけです。
とりあえずは、この方法で試してみたいと思います。
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私のカンですが…

みみずさんこんにちは

これは私のカンなのですが、恐らく楽焼用の釉薬であればそこまで送風をしなくても
釉薬は熔けるんじゃないでしょうか
(送風無しでもマングローブ炭なら800-900度は行きますので)

例えばですが、七輪の上にステンレス製(鉄よりいくらか丈夫です)の網を置き、その上に焼き物を配置
そしてその上から駄温鉢を逆さに被せてやれば…ある程度はいけそうな予感もします
送風をしなければ灰被りも最小限で済みますし…

ただしこの方法だと断熱性と保温性が心配で、例えば寒風が吹き付けた時に
熱が逃げてしまったり或いは急に冷えて焼き物が割れてしまうという事が考えられます
台所用品の金属製のボウルなどで風を防いでやれば…う~ん、難しいでしょうか

千令さんへ

千令さん
>楽焼用の釉薬なら、網の上に駄温鉢を被せるだけで送風なしでもやける・・

なるほど、そういう感じってなんとなく思えます。
もし、それならとても簡単ですね。
まだ、鉢の底辺りを切断していないので一度、これで試してみます。

>ただしこの方法だと断熱性と保温性が心配で・・

ある程度の時間が経ったころに鉢をどけて、溶けているかを見てみるしかないですかね。でも、網の下は炎で燃えてるから急冷割れまではいかないんでしょ?
とにかく、アイデアをいただきましたので、これ、やってみます。
あっ、まだ十分には作品、乾いてないんだった。(汗)
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