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豆鉢の自習室 その7

土の成分のこと
岩石の主なものは、ケイ酸と酸化アルミニウムで、他にはカルシウムとかマグネシウム、鉄などが少量含まれている、という。焼き物はこれらの粉(ケイ酸塩鉱物)を基にして、高温で焼き上げたものなので、いわば人が作った火成岩なのだ、そうだ。
さて、ケイ酸(石英)は、温度推移によって、いろいろな形に変わるようで、特に、573℃でα石英からβ石英に変わるときが、焼き物にとって重要である、ようだ。この573℃では体積が急に膨張するという。ケイ酸は焼かれると、長石などの塩基材と結合してガラスになり、粘土の粒々との隙間に溶け込んでいく、という。であるなら、より高い温度で焼かれたものほど、ガラスの量は多く含まれ、それだけ吸水性が少なくなることになりますわなあ。

干すのこと
粘土というものは、乾いていくと、どの粘土であれ、(多少の差はあるにしても)縮む、らしい。
そして、耐火度が高い、よく焼き締まる土ほど、縮む度合いも大きい、ようである。
この収縮ということからも考えられるように、風に直に当てたり、日の光にさらしたりするということは、歪(ひずみ)をそれだけ作ってしまうことにつながるのだそうだ。
それで、安定した気象環境の部屋に置いておき、気長に自然乾燥してやるのがいい、みたいである。
そして、均一に乾かすためには、適度なる湿気も必要なのだそうだ。これは少し不思議な気もするけど、このように超ゆっくりとした日数を経て、乾燥させた作品であっても、素焼きの準備に入る直前には、陽の光りに当てるぐらいの脱水への用心深さが大切なのだ、そうだ。
大体、水蒸気爆発というものは2段階にわたり、起きるという。一つは自由水(収縮水)の蒸発段階、そしてもう一つは被膜水(気孔水)の蒸発段階、だという。この二つ目の被膜水、粘土の粒子に強く吸着しているので、相当の日数をかけながら乾燥させるか、あるいは加熱してやるかをしないことには容易に蒸発しないのだそうです。
実は2回目の素焼きですが、完全に乾いた状態ではないってこと、ある程度は感じておりました。
というのは、大きめの作品では、まだ少し表面が黒っぽく色が残っていたからです。でも、二つの段階で水分は抜けていくってことは、全く想定していなかったです。たとえ、表面のうわべだけ乾いているように見えたとしても、手で触れてみるとか、触って湿り気を感じてみるとか、匂いなんかを嗅ぐとか、とにかく五感をフルに使うような努力をしてみようと思います。

素焼きのこと
素焼きというこの語、どうもこの「素 焼き」なる言葉に惑わされていた、感がする。
焼くのではなく、「あぶる」、つまりは「温める」から始まる、ことに気付いた。決して成形したものに直に炎を当てないってこと。遠くからじわじわっと「火あぶり」にして、窯全体を暖めていく。温めるから、暖めるに移していく、というのが分かりやすい、と思う。
別にドライヤーとか、フライパンを利用するのもいいかも・・。それに神に祈りを捧げる、っていうのもアリ、だと思ったりする。自然的に干すことによって、粘土に含まれる自由水はなくなる、のだそうだ。
でも、粘土の周りには表面張力による被膜水がまだまだ残っていて、この被膜水をじわじわと弱火で「あぶり」をすることで、窯の外へ水蒸気として逃がしてやる、のだという。残ってる水分は、120~200℃くらいになる間に水蒸気となり、発散していく。この間、所要時間にして一時間半ほど、まさに緊張の連続であり、神への畏敬も・・
そして、400℃くらいから、土に含まれる有機物の燃焼が始まる。
さらに500℃を越えるころ、最重要な時間帯を迎える。粘土の中のケイ酸(石英)分が急膨張する、のだそうだ。
で、粘土が赤くなる少し前、500℃あたりが焼温度の調整が最も難しいミタイである。
この難しい山場を越えた、窯の中がやや明るくなり始めたころ、600℃ほどで、やっと一安心ができるミタイで、作品が赤く光り出してくると700~800℃で、素焼きは終了させる、のだという。

実は2回目の素焼きの過程、この800℃で終了させるってことをしなかったように思える。
色がとても白く焼けて、手に持った感触もカサカサとして、とにかく軽い。釉掛けの際にも感じたことは、釉薬の浸み込みがにぶくて、す~と浸透していかないように感じました。


釉薬のこと
釉掛けの方法で、筆につけて塗りつけると、塗った部分がまだらになりやすく、とても見られたもでは、なかったです。それで、釉薬を入れた容器の中に作品自体を沈める方法が気に入りました。先の釉掛けでは2回も浸けたりしたけど、一般的には0.3ミリぐらいの厚さが適当なのだ、そうだ。あまり厚くすると、剥がれ落ちたり、釉が溶けにくかったりする、ようである。
それで、2回目の素焼きの様子をご覧いただいて、焼きの色合いが白っぽいってこと、お気づきになったでしょうか? 実際に手に持ってみても、とても初回の時と比較して軽さを感じました。
800℃ほどで素焼きは終了させる、そうですが、もっと燃焼温度が上がっていたように思います。それで、釉薬の吸収も、「ノリ」が悪かったミタイです。ケイ酸は温度の上昇とともに塩基と結びついてガラスになり、粘土の粒の隙間に入り、この粒と粒とをつなぎとめていく。そしてより高い温度で焼かれていくとガラスの量はさらに多くなり、その結果として吸水性は少なくなる。釉掛けがしにくいと感じたのは、どうやらこういうことだったようです。
                                     ダメなみみずです。

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みみずさん、こんばんは~。

超ミニ盆栽鉢同好会の事でメールでご連絡したい事があるのですが
「ふわふわあむ自然観察会」のメールのアドレス今も使われてますか?
普段使っているメールアドレス教えて欲しいのですが
良かったら一度私にメール頂けませんか?

アドレス koharu_8_8@yahoo.co.jp です。

突然すみません・・・よろしくお願いします♪

記事に関係ないコメントでごめんなさい。

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