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豆盆栽鉢づくりの自習室 その18

画像

低い温度で素焼きをした豆鉢たち、その後、屋外の木箱に入れたままで釉薬がけを忘れていました。
そのあと、雨が降り、鉢がぬれ、中にはヒビが入ったり、真っ二つに割れたものがありました。

割れた原因は、素焼きの温度が低かったのだと思われます。焼きの色が黒いのも、その表れなのだと思われます。

今回は素焼きの仕方について復習をしましょう。

先ずは「あぶり」です。ダッチオーブンの蓋を少しだけ開けておきましょう。火の急燃焼は、最も危険です。水蒸気爆発の最大の原因となります。
っていうか、温度の急上昇以外に原因を知りません。(汗)

350℃以上になると、粘土分子の中に含まれている有機物の燃焼とか、結晶水の放出が始まります。
するとダッチオーブンの蓋を開けてみると、目に見えるように、水蒸気という形で直接、確認することができます。(本業とされるプロの方は空中に放出される水蒸気量で判断が可能なんだそうです。)
こうして燃焼温度の上昇と共に確認できる水蒸気の量も少なくなってきます。
「あぶり」の段階はこれで終わりです。

それで500℃位に温度が上がってくると、さらに蓋を少し閉じます。

粘土の中の石英は573℃で急膨張をするので、窯内に温度差が生じないよう注意しながら、ヒビ割れの原因をなくしましょう。
と言ってはみても、具体的にどのように燃焼させていけばいいのかは知りませんけど・・。
とにかく徐々に温度を上げる「徐熱」と徐々に温度を上げる「徐燃」
そして「神頼み」

こうして(具体的にはサッパリ分かりませんけど)600℃がすぎ、ここで蓋を密閉し、800℃まで温度を上げて行ければ無事に素焼きの完了となります。

ここの素焼きの温度で、900℃以上になると、粘土はだんだんと焼締り、従って吸水性がなくなり、従って釉薬の接着が悪くなる・・と言われています。
逆に600℃以下で素焼きを終わりますと、素地がまだ、粘土状のままで釉薬の水分によるヒビ割れの原因となる・・と言われています。

このように、素焼きの温度は、粘土によって違いはあるものの一般的に、大体700~800℃位なのだそうです。

それでは、この素焼きにかける時間、窯元の場合、どれほどなのでしょう?
一般的に100℃1時間として800℃で8時間が標準なのだそうです。みみずのように短気なものは七輪がいいです。だって素焼きにかける時間って3時間ほどだからです。


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No title

みみずさん、こんばんは~

もしかして、凍ったりしたのでは?
楽焼と素焼きでしたら100度位の温度差でしょうけど
やはり耐える力に差が出るものなのですね・・・

色だけ見ると美味しそうなチョコレートのようですね♪
アルミ線作戦!その後を楽しみにしておりますよ~

鉢穴 小さめがお好みですか?
私のは・・・たぶんこの三倍位大きいかもです(笑)

かわいそうな

こはるさん
かわいそうなことをしてしまいました。
寒空で、しかも雪中行軍。
成形の途中で水をかけるっていうのも、みごとに割れちゃいます。真っ二つどころか、ばらばらになって溶けて流れます。人事のようですがみみずの痛い経験談ですね。

>鉢穴 小さめがお好みですか? 私のは・・・たぶんこの三倍位大きいかもです。

そういえば、この場合の穴は小さいですね。でも、こういうのばっかりではありません。平鉢のは苔玉の留め用と底網の節約でしょうかね。樹の生育のためには大きいほどいいです。

残念・・・

こんばんは。

あらら・・・数多くお作りになっていると、こういうこともあるのですね。
何事も経験とはいいますが、なんとも痛々しい画像ですね。
次回作を楽しみにしてます!

焼きの温度が

つばきさん
雨に濡れて水分を吸収してしまった素焼き鉢、全部が割れたってことじゃないんですが、真っ二つっていうのもありますね。ど素人なんですが、これは焼きの温度が低いからなあんて思うんです。素焼き後の色がずいぶんと黒いでしょ?完全には土が硬化されてないんで水を吸収し、その結果、ヒビが入っちゃった、なんて思ってます。多分ですが。
雨さえ当てなければ釉薬をかけて、釉焼きの際に温度を800~900℃で完成できたのだと思うんです。
かわいそうなことをしてしまいました。

越冬

こんばんは、みみずさん。

三重の冬は厳しそうですから、
鉢も越冬させるのも至難の業なのかもしれません。
私の住んでいるところは海沿いなので霜が降りるのは短いので、
自分の鉢に土を入れて外に出してほったらかしにしていたのですが、
1230度の酸化焼成の為か、
なんとか乗り越えたみたいです。
まだ耐性実験は1年ほどなので、
これを10年ほどは繰り返してみたいです。

それにしても土の色は渋くて良い雰囲気ですね。
何か混ぜ合わせているのですか?
私はこういう色大好きです。

otamaさんへ

otamaさんちは関東圏にお住まいでしたね。
海沿いっていうと神奈川?それとも千葉?
降霜がほとんどないほどの暖かさで、うらやましい限りです。
割れた素焼きの鉢たちですが、通常の白粘土です。七輪焼き用の土だけで、混ぜ物は何もしてないです。800℃ほどに温度を上げて焼くのが普通なのでしょうけど、今回はつばきさんへのコメントにも書きましたように温度を低めに焼いてみました。それで色が黒いのです。それで雨の水分を吸収して割れてしまったと思われます。
釉薬をかけて、もう一度焼く際に800~900℃で薬を溶かせれば冬季でも割れずにけっこう実用範囲かなと思うのですけど・・。
今、これまでの小鉢を実験観察していますが厚い氷が張る寒さでも大丈夫です。(笑)
otamaさんの1230℃なら絶対に強健です。

No title

みみずさんこんばんは。こちらへは初めてお邪魔します。
イワチドリを小鉢で栽培したいとおっしゃる訳は、自作の小鉢という意味だったのですね。

小鉢なら、軽石や赤玉などではなく、コケを混ぜたケト土のような土がいいかもしれませんね。
土が乾かないようこまめに水遣りをすること、乾燥防止のため用土の表面にコケを貼ること、通気性を確保するため土を盛り上げることぐらいがコツかも。

でも、余り信用しないでね(苦笑い)

中勢とは、伊勢の中ほどの意味でしょうね。
私と同県人でしたか。
まったく存じ上げず、「寝耳にみみず」でした。アハハ♪

ご訪問を

千鳥足さん
ご訪問の上、イワチドリの栽培のコツをおしえていただき、ありがとうございます。
>小鉢なら、軽石や赤玉などではなく、コケを混ぜたケト土のような土がいいかもしれませんね。
土が乾かないようこまめに水遣りをすること、乾燥防止のため用土の表面にコケを貼ること、通気性を確保するため土を盛り上げることぐらいがコツかも。

本場の育成家さんにご教授いただけて感激しております。イワチドリの生育特性を的確に簡潔、かつあますことなく解説されてると感じます。みみずも乏しい知識で、そう感じてます。
最尾に「ことぐらいがコツ」って書かれてますが、この部分で思っているよりは育て良い山野草なんだとも表現なさってるとも思いますけど、こういった基本を確実に常に実行し続けるってことがみみずの課題だと再認識しております。
みみずも30年ほど前、熊野の住民だったことがありまして、三男はその時に誕生し、「紀州」の一字を頂戴しました。
風光明媚で素晴らしい環境ですね。
今後ともよろしくお願いします。
プロフィール

みみず

Author:みみず
な~るほど!そうなんや
そんな楽しいブログ、目指します。

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