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馬の背にまたがる技

ブランチカット

みみずが造園施工管理士の資格取得の過程で学んだ最新の造園技術

ブランチカットとは馬の背に沿って切断するっていうことです。(簡単でしょ)

樹は自ずから「ここで切ってくれ」とアピールしてるってことで

成長の力(主幹と脇枝)がせめぎ合って、一連の流れとして馬の背中のように盛り上がります。

このブランチに沿って切る ・・

すると腐れもなく、カルス形成により完全に癒合する ・・

ぐたぐたと下手な説明をするよりも次の絵を見てください。

画像 001

分かり易いようにわざわざ雨上がりのタイミングを待っていたんですよ。

樹幹が濡れている部分がいわゆる「馬の背」ですよね。

植物は一般に光合成作用を営みます。

樹枝が展開し、葉っぱが茂る樹冠の方向から樹液を還流し、根などに運んだりします。

取り木の生理作用で分かるとおり、形成層は樹芯に近い層は根から吸い上げた水と水に溶解したイオンを樹全体に運び上げます。

この導管部の外周りには篩部という組織があって、光合成で得た同化産物の通路となっています。

さて、中学校のおさらいはこれぐらいにして、要するにこの部分が関所ってわけです。

昔から「さくらきるばか、うめきらぬばか」とか言われますが

最近の造園技術では「さくら切って良し!」とか言われていて、要は「切り方次第による」ナンデス。

画像 002


この濡れ場の線に沿って切るのが植物の生理現象を理解し、応用する技なんですね。

生理現象を考えもせず、単なる思い付きで、枯れ込みを防ごうと余分な長さをわざわざ残して切断していませんか!

葉も残されてない、水の還流もない、そういう部分で切断されたら(人でいうなら首をはねられた状態)枯れ死するしかないじゃあーりませんか。   



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はじめまして

なるほどーーー! ブランチカラーですね、すごくわかりやすい解説で感動しました。 

key太郎さんへ

key太郎さん、どうもありがとうございます。
ブランチカラー、そうでした。(笑)
今ごろ思い出しました「ブランチカラー」
アメリカのアレックス・シャイゴ博士が研究したブランチカラー、この切り方の詳細を確認されたい方は「ブランチカラー」で検索してみてくださいね。
さて、盆栽での幹の切断では癒合剤が販売されていますが、必ずしも効果があるってものではないですよね~。樹種によっては逆効果で、カルス形成の良いカリンとかでは切断面を鋭利なナイフで切り直しておいた方がいい、ってこともありますから。

ですよね

「さくらきるばかうめ~」でも、同じブランチカラーの切り方での良い結果としては、切り方が正しければ断然サクラに軍配です(桜の方が肉巻きが良いのに比べ、同じ切り方でも梅は肉巻きしないまま成長している例が多いです(特に杏や豊後系)・若木で成長盛りの太い幹は別としてですが肉巻きしないまま成長しているように感じます)。 
梅の場合、剪定時期の誤り等から焼けて皮一枚になっても、例えそれが倒れてしまったとしても根っこが丈夫で繋がっていれば再生できますので大ざっぱに言うと切り方には問題無く風情ある姿として鑑賞できるという点もありますが、出来る限りブランチカラーでの切り方を基本とすれば見た目も綺麗ですし理にかなっていると思います(盆栽に限っては成長盛りでないのか栄養が足りないのか切り方が悪いのか幹が細く成長が遅い為その効果が長い年月を経ないと分からないのか、ブランチカラーに当てはまらないような樹種が多い気がしないでもありません)。 それと、又枝切り鋏で切断する場合、盆栽のような小さい樹はブランチカラーをも切り取ってしまいそうなほど簡単にギリギリの線でカット出来てしまいそうで気になっています。
カリンは、当方あまり気にするほどのダメージを受けるのを体感していませんが、サルスベリの太い幹を切断しつつ本体にダメージを与えず切り傷を塞ぐ方法が見つからずにいます。良い方法はありますでしょうか? 

効果のほどは

key太郎さん
サルスベリですか、それも相当に太い枝ですか。
百日紅のカルスって、あまり見ませんねえ。
トップジンMペースト 1kg 農業用殺菌塗布剤なんかは?
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